5Gで何が変わる? 2019年10月30日

ごぶさたしております、東京営業所のF山です。
10月も半ばを過ぎ、消費税率10%、軽減税率、キャッシュレス・ポイント還元などの導入から約半月が過ぎました。
サロンのお会計オペレーションはスムーズでしょうか?
それらに関連したお問い合わせも、当初に比べて最近はかなり落ち着いてきた印象です。

さて今回取り上げるのは、最近耳にする言葉「5G(ファイブジー)」とはなんぞや!?というお話です。
・・・ピンと来ません、少なくとも私は。
「モバイル回線の種類?」程度の認識です。

5Gで何が変わる?

「5G」は「第5世代移動通信システム」と言われ、「G」もGeneration(世代)の頭文字を表しています。
世代を重ねるごとに速度・容量・安定性がにアップし、モバイル通信(簡単に言えば移動できる通信手段)でできることも広がりました。
懐かしいケイタイの歴史とともに振り返ってみましょう。

 1G = 初期の携帯電話(自動車電話やショルダーフォン)、音声通話が中心
 2G = 携帯電話でもメールが可能に
 3G = 携帯電話でホームページ閲覧やインターネット検索が可能に
 4G = スマートフォン登場、本格的な動画やゲームもスムーズに

では「5G」では何ができるようになるのでしょうか?
よく「高速大容量、遅延なし、多数同時接続」なんて言われていますが、それだと現在主流の「4G」とあまり変わり映えしませんね?
しかし「5G」では映画程度の動画であれば2秒間ですべて転送可能だというほど、通信速度は「4G」と比較して格段にアップします。
現在はインターネットに接続できるモバイル端末はスマートフォンだけではありません。
いろんな物で、いろんな場所で、インターネットに接続して、大容量の情報を高速にやり取りできるようになるのです。

で、今回この「5G」で一番期待されている分野といえば、おそらく自動車の自動運転機能の実現化でしょう。
自動運転を実現させるためには、やり取りする情報の精密さとそれを転送するための速度が必要です。
「5G」ならそれを実現できるだけの安定性も備えており、信頼性も高まります。
自動車の「自動運転レベル」には0~5段階あり、完全自動化はレベル5です。
現在、実現できるのはレベル2(運転補助)までですが、今後「5G」を利用してこのまま進化を遂げたら2030年にはレベル5(完全自動化)をクリアできるんだそうです。

ここまで聞くと「へー、すごい世界が来るんだろうな」という認識になるかと思います。
ただ、実際は「5G」の通信環境(中継基地局の設置増加)などの整備も必要になってきますので、我々すべてが平等に上記のような「5G」の恩恵にあずかるのはもう少し先の話になるのではないでしょうか。
とりあえず我々ユーザーとしては、何が「できる」かではなく何「できた」という成果がないと、どう優れたものなのかを判断できません。
「5G」になって「本当にこれは便利だ!」と実感できるようになるまでは、「お、5Gエリアだとインターネット通信すごく早い!」ぐらいの感覚でよいのではと思います。
外出先からサロンPOSシステムを管理したり、サロンの状況を把握するためにカメラ映像を確認したりする場合は、「5G」でストレスを感じなくなるかもしれませんね。

ちなみに「5G」はモバイル通信で有線の光回線に近い速度を提供できるという規格ですので、自宅やサロンで光回線などの固定回線を利用しているインターネット環境(有線LANやWi-Fiなどの無線LAN)には影響しません。
アメリカでは自宅でも「5G」で無線通信環境を提供できるサービスも始まっているとか。
日本ではまだそういった話は聞きませんが、その前に「5G」時代に対応した「Wi-Fi」の次世代規格である「Wi-Fi 6」が登場予定です。
今回は「W-Fi 6」については割愛しますが、サロンでも「Wi-Fi 6」が普及すれば、外出先でもサロンでも高速で安定した無線のインターネット環境が整い、サロンPOSをはじめ様々なシステムの活用が広がりそうですね!

※「ショルダーフォン」は株式会社NTTドコモの登録商標です
※「Wi-Fi」「Wi-Fi 6」はWi-Fi Allianceの登録商標です
※アオイシステムの公式見解ではなく、執筆者個人の意見です

 

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アオイシステム 東京営業所 F山