サロンのパソコン選び、メモリー性能について 2020年4月7日

ごぶさたしております、アオイシステム東京営業所のF山です。

さて今回は、私F山がお客様からよくご相談いただく「パソコンのスペック(性能)」について書いてみようと思います。
サロンにて新しくパソコンを購入される際によくご相談いただきます。
「スペックのことがよくわからない、何を重視すればいいの?」
もちろん「サロンでの使い方」がポイントになるのですが、その使い方をヒアリングしたうえで、重視ポイントとして最近お勧めすることが多いのが「メモリー」です。
パソコンの性能にもいろいろな項目があるのですが、代表格としてよく比較されるのが、以下の三つです。

パソコンを作業机に例えるとこんな感じです。
・CPU(シーピーユー): パソコンの頭脳部分、机に向かって作業する人
・内部ストレージ: ハードディスクやSSD(エスエスディー)など、情報を記録し保管する、机でいうと引出し
・メモリー: 一時的に情報を覚えておく、机でいうと机の上の広さ

サロンのパソコン選び、メモリー性能

例えばパソコン上のソフトで作業する場合・・・以下のような流れになります。

 引出し(内部ストレージ)から使いたい情報を取り出す
 ↓
 取り出した情報を机の上(メモリー)に広げる
 ↓
 パソコンの頭脳(CPU)が作業する
 ↓
 作業結果を再び机の上(メモリー)に置く
 ↓
 引出し(内部ストレージ)に保管する

サロン店頭での利用を前提とした場合、もちろん弊社の顧客管理POSシステム「VitaiminC」をはじめとして、メールチェックにポータルサイトの予約確認、ちょっとした文章作成から表計算、ブログ更新や、商品の発注・・・
サロンでのパソコン利用目的は多岐にわたります。
そんな中でも利用頻度の高いソフトがブラウザー(インターネットのサイトを閲覧するためのソフト)です。
複数のサイトからの予約確認、WEBメール、キャッシュレス会計、ブログ更新、商品発注など、こういったサービスではブラウザーを使うことが多いのが現状です。
それも、複数のサイトを同時に開いたまま利用することがほとんどでしょう。
多いところでは、常に6~7のサイトを開きっぱなし、ということもあります。
こういった使い方をするサロンに重視していただきたいのがメモリーです。

もちろん他のソフトもメモリーを必要としますが、このブラウザーが意外とメモリーをたくさん必要とするのです。
ブラウザーは、サイトの閲覧をスムーズにするために、必要な情報以外の「使いそうな」情報も机の上(メモリー)に準備しておきます。
そうすれば、毎回引出し(内部ストレージ)に情報を出し入れしたり、サイトに情報を取りに行ったりする手間が省けてスピードアップにつながります。

複数のサイトを同時に開きっぱなしにしすぎると、机の上(メモリー)に情報を置ききれなくなってしまい、結局情報を引出し(内部ストレージ)から出し入れすることにつながります。
効率を上げるための処理が、結局効率を下げてしまいかねません。
作業する頭脳(CPU)がいくら優秀でも、効率が悪ければ能力を十分に発揮できませんしね。
そうならないためにも、常に複数のサイトをたくさん開きたい場合は、広い机の上(メモリー)が必要になるのです。

現時点でサロン用のパソコンをご購入されるのでしたら、メモリーは8GB以上をお勧めします。
加えて写真加工や動画編集をする場合など、使い方によってはもっと必要になってくるでしょう。
サロンでの使い方を考えて、重視するスペックを中心に、他のスペックもバランスよく用意したいところですね。

現在パソコンの動きが遅いなあ、という方は・・・
同時にたくさんのソフトを起動していないか確認してみてください。
ブラウザーであれば、タブをたくさん開いていないかどうか。
必要でないソフトを終了してみて、動きが改善するようでしたらメモリー不足が原因の可能性も考えられます。
どのソフトも必要ということであれば、パソコンの他にタブレットでブラウザーを利用するなど、分散してみるのも手ですね。
(パソコン動作が遅い原因のすべてがメモリー不足というわけではありません。)

以上、パソコンご購入でお悩みでしたらご参考にしていただければ幸いです。
やっぱりわからないよ、という方はご相談ください!

※アオイシステムの公式見解ではなく、執筆者個人の意見です

 

直感的操作で初めてでもスムーズ操作 顧客管理POSシステムは「VitaminCビタミンシー」
アオイシステム 東京営業所 F山