出張ごはん2 2017年10月17日

出張ごはん2

3月の「共通お題コラム」が好評だったため、お題をリニューアルして再登場です。
前回から執筆者の方には共通のお題に沿った内容をお願いし、全5回を予定しています。
共通のお題は・・・「出張ごはん」ということで、出張にまつわる食事のお話をお願いしています。
予定執筆者は、インストラクター、開発スタッフ、営業スタッフ3名の計5名。
今回は2回目、システム開発スタッフが担当します。

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共通お題「出張ごはん」の2回目担当は、生まれも育ちも勤務先も大阪のシステムデザイナー井Dです。

システム開発部は基本的に内勤なので出張は少ないのですが、クライアント様との打ち合わせなどで東京に赴くことがあります。その時に必ず食べたくなるのが「そば」。関東と関西の「だし文化」の違いで、東京はかつおだし、大阪はこんぶだしが基本。関西人の僕が東京のそば屋さんに立ち寄る理由は、こんぶが苦手だからではなく、幼い頃から食べ慣れた濃いかつおだしが恋しくなるからです。実は父の出身が東京で、家庭の味は関東の味付け、幼少期の僕は昭和の大阪の繁華街に暮らしながら、「チャキチャキの江戸っ子」だった父方の祖母の溺愛と影響を受けて育ちました。その結果「コテコテの大阪人」とはなじめず、江戸川乱歩の小説と洋楽ロックのレコードが友達の元祖オタク少年が誕生しました。

人付き合いが苦手な青二才が、大学をドロップアウトした後、独学でプログラミングを習得し、世界で成功を収めた日本人アーティストのスタートアップに参加することもできました。そして現在はその経験と知識を活かしアオイシステムでシステムの開発に携わっています。年齢を重ねた今、祖母も父も母も魂は肉体を離れましたが、猫と一緒にかつおだしをすすっていた祖母が、自分の世界に没頭する時間を与えてくれたおかげかなあと感謝しています。本当に新しい物を作って世に出すには「反骨精神」と「ユーモア」そして「根気」が必要不可欠だということも、祖母に教わった気がします。長年の経験から言えることは、アプリでも音楽でもファッションでも「ヒットの秘訣」は半歩先を行くこと。一歩だとなかなか理解されませんね。

 

顧客管理アプリの先駆者 VitaminC
アオイシステム システムデザイナー 井D